2008年7月14日 (月)

雷雲

先週までの”か~!”とした暑さがどこかに行ってしまい、この週末はちょっと肌寒さを感じるBraでしした。

そして土曜、日曜とつづけて夕方から夜にかけて雷雲の来襲!

昨日は夕方7時ごろに、突然ものすごい音とともに、ひょうが降りました。

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今年は、5月からすでに何度かひょうが降りましたが、今回はたぶん今年最大のひょうではないかと思います。

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なんと大きいものは、ご覧の写真のごとく3cmを超えるものもありました。
以前ご紹介したこちらのテラコッタ製の屋根瓦に空から降ってくるひょうが勢いよく当たり、まるでピアノの鍵盤をたたいているような音でした。

瓦にぶつかった後、ひょうは1m以上も跳ね返るものもあって、駐車している車の屋根にもたくさん積っています。

庭に植わっている木々の葉っぱや、植込みの花は、ひょうの直撃を受けて、次々に葉っぱや木の実、花を地面に落としてゆきます。

こんなすごいひょうが降ったら、ブドウは大丈夫だろうか?と思いました。
このあたりは、バローロを始め、イタリアでも有数のブドウの産地。
今年は、春に知り合いのブドウ農家の植え込みも手伝ったりしたので、自分が丹精込めて植えたブドウの苗木たちがちゃんと育っているか?心配になります。

天気予報を見ると、イタリアはまだよい方で、お隣フランスでは雨の日がさらに多いように思います。
Bra近郊でも連日、麦の刈り取りや牧草のロール作りが盛んにおこなわれていますので、突然の大雨でせっかく乾かした牧草がロールにする前に濡れてしまうのは、農家の方々にとっては本当に頭の痛い問題だと思います。
乾草は雨に当たってしまうと、栄養価が極端に少なくなってしまい、腐りやすくなったりと冬場の餌としての価値がほとんどなくなってしまうので。。。

アルプスもすでに先月から夏季高地放牧”アルパッジオ”が始まっているはずですが、連日天気予報を見ていると、雷が多かったりあまり安定した天気ではなさそう。。。

ひょうの中、山の中の牛や羊、山羊たちはどうしているのでしょうか?
おいしいチーズつくりのための新鮮なミルクを提供してもらっている彼らのことがちょっと気がかりです。

そういえば、先月のアルプス地方を襲った大雨であちこちの山岳道路が不通になっていましたが、徐々に開通してきているようです。

トリノからSUSA谷をフランスに向かっていくとイタリアとフランスの国境にある、Moncenisio峠(フランス名:Col du Mont Cenis)は、夏場だけ通れるアルプスの上を超える峠ですが、ここも1か月以上閉鎖されたままでしたが、どうやら今週あたり開通のようです。

アルプス越えは、現在では通常はアルプスの下を縦貫している何本かのトンネルのうちの一本を超えますが、夏場だけ旧来の古い峠道を超えることができます。
標高2000m~2600m位の峠超えとなり、あたりはアルプスのお花畑と残雪や時には氷河に覆われたアルプスの山々を見ることができ、とても素晴らしい景色です。

ぜひ、機会を作られて訪れてみてくださいね!!

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2008年7月 9日 (水)

食科学大学からのお客様 ②

ご無沙汰してしまいました! 今日は、先日当工房を訪問されたパルマにある食科学大学...

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2008年4月29日 (火)

アメリカからのお客様 ①

昨日4月28日、アメリカから2組の当工房の参観ツアーへのご参加がありました。

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一組目のお客様は、何と!当工房・エリザベスのアメリカの出身地のお隣の町からでした。
ご参加されたご夫妻は、チーズが大好きとのことで、当工房の各熟成・冷蔵庫などをひとつひとつ熱心に見学され、たくさんの質問をされていました。

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ご試食されたチーズは;
    
・ブラチュック
・ロビオラ・ディ・ロッカベラーノ D.O.P. ”Agrilanga"
・フォルマッジ・ブラ・ドゥーロ D.O.P
・ラスケーラ D.O.P. ダァルパッジオ
・ノストラーレ・ディ・エルバ
・ソーラ・ディ・ペコラ ”バルレット”
・トーマ・ピエモンテーゼ D.O.P.
・カステルマーニョ D.O.P.
・ゴルゴンゾーラ ドルチェ D.O.P.
・ブルー・ダァオスタ
(*今回のお客様は、チーズが特にお好きな方で、お客様のご要望で、種類及び内容をグレードアップしております。)
     
ブルー・ダァオスタ以外のチーズは、すべてピエモンテ州のチーズで、ご試食されました。
また、今回ご試食された10種類のうち、6種類がイタリア D.O.P.のチーズです。

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ピエモンテ州は、アルプスなどの山で作られるハード系チーズから、カプラ(ヤギ)、ペコラ(ヒツジ)、ゴルゴンゾーラなどまで、幅広いチーズの生産を行っています。

     
今後は、ピエモンテ州内外のチーズ生産者や、この地方の優良な食にかかわる生産者を訪ねる、参観ツアーの企画なども行っていく予定です。

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2008年4月28日 (月)

パルミジャーノレッジャーノ 丸ごとカット実演

先日、当Blogでご案内致しました『パルミジャーノレッジャーノの丸ごとカット実演...

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2008年4月20日 (日)

屋根かわら

今週はずっと天候がすぐれずにいました。
     
低気圧がつぎからつぎへ、やはりこちらも春の天気は変わりやすいのでしょうか?メルカート(朝市)のある前の日は、今週は天気予報を見ながら、やきもきしていました。
    
やはり、天気次第でメルカートに来られるお客さんの数は、相当違ってきますから。。。

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今冬は、雪が多かったせいか、屋根のかわらがずれているとのことで、ちょっと雨漏りするところがでてきていました。
    
かわらの様子を見て、直せるところは直そうということになったのですが、なかなか天候が回復せずに、のびのびになっていましたが、この週末に、つかの間の晴れ間を利用して、屋根にのぼり、かわらのずれを少しだけ直しました。

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このあたりの伝統的なかわら屋根は、素焼のテラコッタでできているため、それぞれのかわらの微妙にことなる色合いがとても自然で、何ともいえない温かみがあります。
    
そして、どこの街にいっても、ほとんどの家がこのかわら屋根でできていて、風景ととてもマッチしているように、思います。

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このあたりのかわら屋根は、半円形のテラコッタのかわらを交互に組み合わせて、置かれています。
そのため、あおむけに置かれている、かわらがずれても、おおいかぶせているかわらがずれても、雨漏りの原因になるようです。
    
今年は、冬に雪が多かったせいか、雪が解けるときに、かわらをすこしずつ押し下げてしまったようで、屋根に登ったところ、あちこちでかわらがずれていました。

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最近は、下側になっている雨水が流れる部分を、軽量化とコストを抑える意味かららしいのですが、スレートでできている、テラコッタのかわらと同じ半円の形をした波トタンを使っているところもあります。
     
これですと、遠くからの見た目は、あまりかわらずに、下側の雨水が流れる部分は、かわらがずれる心配がなくなるとのことでした。
    
このかわら屋根が、トタンや、スレートでできた屋根にみんな変わってしまったら、どうなっ     ちゃうんだろう?と、ふっと思いました。
      
そんなかわら屋根ですが、以前トスカーナに行った時は、微妙に形が違っていたように思います。
     
イタリア各地のお住まいの方、もしお住まいの場所の伝統的なかわら屋根の写真をお持ちでしたら、投稿いただけませんでしょうか!
     
イタリアには何度も、来てかわら屋根も見ていたのですが、実際に住んでみると、また違った見方ができてとても新鮮に感じます。
      
フィオレンツォのパートナーのオリエッタ(今度ご紹介しますね!)が、昨日メルカートで花を買ってきて鉢に植えていました。
     
冬の間は、まったく目立たなかった花屋さんですが、街のあちこちに、店先に花をたくさん置いた花屋さんが、”現われ”ました。
     
スーパーマーケットの入口を入ったすぐの売り場も、昨日行った時は、ガーデニング用の様々な製品が山のように積まれて売られていました。
     
これから、夏至をはさんで夏のバカンスシーズンまで、冬場ちぢこまっていた体をのばして、太陽をたくさん浴びる楽しみが増えそうです!

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2008年4月17日 (木)

お知らせ!! パルミジャーノカット実演

来週、4月23日(水) 午前10時より、このBlogで華麗な技をご覧いただきまし...

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ジョリートチーズ工房のご紹介(5)

おはようございます。        今日...

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2008年4月16日 (水)

ユーロ高について

おはようございます。     時差7時間遅れのイタリアより、今日は、こちらの物価...

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2008年4月13日 (日)

カプラ(ヤギ)チーズ生産農家訪問

おはようございます!
         
時差7時間遅れのイタリアより、今日は一緒にカプラ(ヤギ)チーズ生産農家を訪問しましょう!
           
日本でも最近、少しずつですが、ヤギを飼ってチーズを作る生産者が増えつつありますね。
イタリアでは、カプラ(ヤギ)チーズはとてもポピュラーなチーズの一つです。
       
そして、ここピエモンテにはRobiola di Roccaverano(ロビオラ ディ ロッカベラーノ)をはじめヤギのミルクを使ったチーズが各種あります。

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今日訪問する場所は、Braから車で1時間ほど、このあたりの食の宝庫でもある、Langheと呼ばれる地方にある、ヤギチーズ生産農家です。
            
Langhe地方は、標高数百メートルの小高い丘、山が連続した地方で、珍味の白トリュフが取れることで、世界的に有名です。


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車で、どんどん奥地に入って行って、最後の集落を越えて、『道間違えたかな~?』なんて思いながら、さらに奥に入ること数キロ。
そこに、目指すヤギ農家がありました。                  

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ここのヤギ農家では、ヤギを200頭ほど飼っています。
白いザーネン種と、茶色いアルピン種がいました。
日本では、ほとんどがザーネン種ですが、イタリアやフランスでは、アルピン種も多数います。

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右からご主人、奥様、ここでヤギの世話をしている牧童さんです。
ご主人が、ヤギの世話、奥様がチーズ作りを担当しています。
ご主人は、元は都会で仕事をされていたそうです。

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放牧地は、牧場から谷を越えた反対側にあります。
遠くに、ヤギたちが放牧されているのが、ご覧になれるでしょうか?
            
ちょうどトラックに乗って、ここで取れた、とれたてのほし草が運ばれてきました。
真っ青で、太陽の香りがほんのりする、まるでほしたてのふとんのようです。
         
ご主人の話では、『ここは山の一番奥だから、汚染はないし、食べさせているものもみんな農薬や化学肥料なんて使っていないんで、ほんとは、ビオロジック(有機)が取れるんだけどね~。コストがかかるから、今はまだとってないんだよ。』とのことでした。

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今朝しぼりたての、ヤギのミルクです。
このミルクを使って、チーズを作ります!

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作りたて! まだ型に入った状態の、チーズです!
これから、上下をひっくり返して、水分を落としたり、塩を振ったりしながら、製品に仕上げていきます。

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手前が、型から出したばかりのヤギのチーズです!
         
いつも見慣れているチーズより、なんとなく白く思いませんか?
ヤギのチーズは、牛のチーズより、白いんです。
                    
温度・湿度を保ちながら、熟成を進めていくと、奥のように少しずつ、水分が抜け熟成が進んでゆきます。
         

フレッシュなできたて、少し熟成が進んだもの、さらに熟成が進んですこし硬くなり始めたものと、こちらでは、その時々の食べ方や好みで、買われる方も選んで買っています。
          
訪問した時は、ちょうど出産シーズンで、この日にも子ヤギが生まれていました。
写真は、生まれてから数日経った子ヤギたちです。

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ここのヤギ農家では、アグリツーリズモ(農家民宿)を数年前に始めたそうです。
             
こんなキッチン付きの部屋もあり、シーズンには家族連れで1週間、2週間と長期滞在をされる方が多いとのことです。
窓からは、遠くの景色がとてもきれいでした!
                           
カンスでやってきた人たちも、公害と無縁のこの山の中で、近くの山で採れる良質な食材と、お隣のリグーリア州の地中海からやってくる新鮮な魚介類をたくさん使って、おいしいものを食べてたら、きっと1週間、2週間どころか、ずっと滞在したくなるのではないでしょうか!
          
こんな素晴らしい環境で作られたおいしいヤギのチーズが、毎週ジョリートチーズ工房に届けられ、お店に並びます。



                  

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2008年4月12日 (土)

レンガの家

おはようございます。
    
今朝起きたら、昨日の天気予報では、朝からピカッと、太陽がさんさんと輝いているはずだったのですが、朝早く、雷の音で目がさめ、外はずっと雨が降り続いています。
      
最近の、イタリアの天気予報は、結構当たっているんですが、今朝は大外れでした。
       
イタリアのお天気に興味がある方は;
Meteo Italia: http://www.meteo.it/
      
昨日も一日、かなり激しい雨が降り続いていました。
     
昨日は、Braのメルカート(朝市)の日で、ジョリートとピエロが朝6時過ぎに、メルカートに出かけて行ったのでしたが、さすがにこの雨なので、お客さんの出足はあまりかんばしくなかったとのことでした。
      
昨日は、カメラ片手に、久々のメルカートに行こうと思っていたのですが、さすがにこの雨の状態で、来週に延期しました。
      
もうひとつ、今日予定していたことが、延期になりました。。。
      
実は、今住んでいる部屋の改装工事をしていて、今日お風呂場のペンキ塗りと、外周りの防水補強をするはずだったんです。
       
職人は、私。
できるこては、やってみよう精神で、部屋の改装工事にトライ中です。
         
こちらでは、結構日曜大工の域を超えて、家の手直しを自分たちでする方が多く、先日ご紹介したアグリツーリズモのLe Violeでは、新しい部屋の新設工事の時に、自分たちでできる部分は、自分たちで工事を行って、建築費を安く抑えていました。
      
先週、部屋の壁すべてのペンキ塗りを、快適な晴れの天気の中、塗り終えました。 
       
日本では、壁紙が主流ですが、今はペンキも改良されてきて、水性塗料なので、扱いは楽だし、日本では自然にやさしいペンキも出てきているらしいです。
      
今回の体験を通して、日本でもこれから壁紙をやめちゃって、ペンキにしちゃえば、自分で時々模様替えが簡単にできるなー、なんて思いました。
      
そして、何と言ってもコストが安い! 今回50m2くらい塗ったんですが、下手くその私が2回塗っても、10L缶の半分も使わずに済みました。
      
そして今週水周りの変更工事で、職人さんが入り、昨日工事が終わったので、今週末に残りのペンキ塗りを終えてしまおうと、もくろんでいたんですが。。。
      
今回イタリアで、間近に水周り工事を見るのは、初めてでしたので、どうやってつけるんだろう?
と、興味しんしん、職人さんの作業をみてました。
       
両手に持ってきた充電式ドリルと小さな削岩機のような機械で、いきなり壁を壊し始めたのです。
水道管や下水管を通すための”道”に沿って!
最後に、上から穴をあけた部分全部にセメントを塗りたっくって終わり。
         
壁の中は、すべてレンガでした!
そういえば、以前どこかで写真を撮った覚えがあると思い、探したところありました、ありました!

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レンガを割って、そこに電気の配線をしていた写真が。
     
最初の写真は、まだ配線がむき出し状態。
     
二枚目は、そのあとを全部コンクリートで固めた状態。

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その後の写真は、あいにく持っていないですが、レンガの上にセメントやほかの素材を塗って、壁にお化粧をするようです。
       
そんなためか、こちらではDo It Your Self のお店に行くと、コンクリート用の釘が各種売られています。
そうですよねー。 時計ひとつつけるんでも、画鋲をさすわけにはいかないので、充電ドリルでド、ド、ドと穴を開けて、コンクリート専用釘を差し込むんですから。

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